PRECIPICE AAR8

Precipice AAR

鷹:今日も今日とてPRECIPICE。

熊:長きにわたったこのAARも、今回でおわりくま。

鷹:TURN50の世界地図なんだぜ。

熊:く・・くまー!

f:id:oldmole1984:20190815030223j:plain

鷹:勝利点で自由主義陣営が13p、共産主義陣営が5pなんだぜ。

熊:がんばったんだけど、肉入りには勝てなかったくま...。

f:id:oldmole1984:20190815030241j:plain

鷹:ということでゲーム終了画面。

熊:感想戦をやるくま。

鷹:感想戦というかこのゲームの批評になるんだけど、レビューにも書いたが、このゲームでは決定的に欠けているものが二つある。それは「国家の属性」と「危機管理のゲーム性」だ。

熊:どういうことくまか?

鷹:まず「国家の属性」からいこう。このゲームにおいて国家がもっている属性は、親米と親ソの区別、安定度、資源産出量くらいしかない。民主主義か独裁かも、工業国か途上国かも、核保有国かそうでない国かも、区別がないんだ。だから簡単にプレイヤーやAIは英仏中印に侵略でき、それが歴史的再現性を損ねている。

熊:これは「非歴史的」歴史ゲームなんだから、再現性は必要ないのでは?

鷹:らしさは必要、というのがおれの意見だ。それから「危機管理」についてだが、こちらのほうがより深刻で、危機に対して降りたほうのみが影響力を失うというデメリットがあるため、危機の選択肢が事実上無視するか全ツッパしかない。そしてAIが中途半端に抗議するようになっている点で、無視しまくれるプレイヤー入りの陣営とちがってAIの陣営は影響度で大きなディスアドバンテージをもつことになる。

熊:それはわかるくま。

鷹:それが今作のゲーム性を損ねてしまっているんだぜ。だからそれがfixされれば、このゲームはもっと面白くなるはずだ。このゲームはいまでも十分面白い。筆者はマルチプレイを経験していないが、マルチプレイのバランスも検証してみたいね。

熊:それではこのへんで。

鷹&熊:ばいばい。

(終わり)