PRECIPICE AAR4
Precipice AAR
鷹:やったぜ。アメリカが人工衛星を周回軌道に乗せることに成功、成し遂げたぜ。
熊:これでカウンタースパイがやりやすくなって、こちら側の諜報活動が滞るくま。まずい。
鷹:(まあ、行動力がもったないから防諜活動はしないけど。)
熊:なにかいったくま?
鷹:いや、なにも。
熊:仕方ないので対抗策を練るくま。えーと、地図をだしてくれくま。
鷹:NATOの諸国は外交努力で真っ青にした。万全の態勢だ。
熊:諜報活動による切り崩しが、アメリカの外交による自陣営強化のスピードと釣り合ってないくま。
鷹:そうだねえ。
熊:じゃあ仕方ないから直接行動に訴えるくま!
鷹:だあーっ、だから自由主義陣営に直接侵略するのはやめろって!
熊:もうこうなったら全面戦争だくま! WPによる電撃戦で欧州解放だくま!
鷹:抗議。
熊:ツッパ。
鷹:国連に訴えるんだぜ。
熊:ツッパ。
鷹:おら、DEFCON2だ。
熊:なんでいっつも核戦争の危機までもっていくくま?
鷹:いや、だってあかんやろ、WPによる西ドイツ侵略を認めたらどのみち世界戦争になって世界は滅びる。だから全ツッパが常識。
熊:ゲーム的には、東西ドイツと南北朝鮮を統一した陣営には歴史イベントで勝利ポイントがプラス3されるというボーナスがあって、これをとらせたくないということくま?
鷹:そういうこと。で、どうする? 核戦争する?
熊:しないくま…引き下がるくま…。
鷹:ふう。
熊:中国がまた中立化しているくま。
鷹:毛沢東が失脚して鄧小平が中国経済躍進のための工業機械をアメリカにもとめてきた。アメリカはこれを快く受け入れ、ニクソンとキッシンジャーによる対中工作の結果、中国を中立化させることに成功したんだ。ゲーム的には中国が資源の工業製品を需要していたからプレゼントしたら中立化してくれた。
熊:そしてインドが真っ青になったくま。社会主義国の矜持はどうしたんだくま!
鷹:ゲーム的に言えば、中国とインドは資源産出国だから貿易ができるんだよね。貿易協定が満期になると関係改善するから、さぼらず貿易していればこういうふうに中印であれ自陣営に引き寄せられる。
熊:うーん、こうなったら直接行動だくま!
鷹:お前、またそれかよお?!
(続く)