蒼き狼と白き女鹿元朝秘史AAR/おれたちナイマン族/1.モンゴル編

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おれはダヤン・ハーン。人呼んで太陽王
おれたちはナイマン族。アルタイ山脈の北麓に居住している遊牧民だ。

おれたちナイマン族の目標はまず、このモンゴル高原を統一することだ。
そういうわけで1184年秋にさっそく隣国13.エニセイ川上流のキルギス族を攻撃する。
これを難なく下すと、キルギス族は一人の女性を差し出して降伏してきた。ラッチだ。

 

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この脂ぎったツラに、ぷっくりと膨れ上がった身体! 
「ダヤン・ハーン……あなたのことを愛せるかしら」じゃねえよ。
おれは彼女を丁重にキルギス族の部族に返還することを命じたが、ラッチは勝手にオルドにはいっていった。なんだよそれ。

 

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ラッチのことはどうでもいい。おれにはモンゴル高原の統一という崇高な事業が待ち受けている。
おれは13.エニセイ川から11.バイカル湖西岸に軍をすすめる。そして10.シベリア南部へとさらに軍をすすめ、背後にあたる9.セレンゲ川流域は12.ハンガイ山麓の領主ブイルク・ハーン(*血縁)とその政治顧問ケクセイサプラクに攻略してもらう予定だ。

 

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11.バイカル湖西岸を制圧すると、在野にイナルチという7歳の少年を見つけた。
CCCCの能力値はまずまずで、それはいいのだが、おれは若さを気に入った。
いずれ娘を与えて血縁にし、どこかの領主を任せることにしよう。

*イナルチはヒストリカル将軍で、オイラート部族長クドカ・ベキの次子。
史実ではチンギスハーンに降り、娘を与えられた。
そうだよな、この能力値と年齢だとそういうふうにつかうよな。誰だってそうする。おれだってそうする。

 

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おれの指示通りブイルク・ハーンは顧問のケクセウサプラクを9.セレンゲ川流域に派兵させた。
1186年冬にはおれは凍てつく寒さのなか、10.シベリア南部に出陣。
9国も10国も無事おれたちナイマン族のものとなり、おれはモンゴル高原の西半分を制覇したことになる。

*ケクセウサプラクヒストリカル将軍。能力値はCBBC。
ナイマン部グチュルグ氏族の勇士で、戦力B指揮Bが光る戦争の達人だ。
しかし当時50代後半という老将で、その年齢だけが残念。

 

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おれは10.シベリア南部から11.バイカル湖西岸を経て、9.セレンゲ川流域に到着する。
血縁のブイルクは12.ハンガイ山麓にいてモンゴル高原西半分の非血縁領主の動向に目を光らせている。
開始当初*1だった蒙古騎兵は、このときまでに*2に増強されていた。

1186年冬、おれの居住先の9.セレンゲ川流域で内乱がおこる。ズテク・ベキの乱だ。
彼らに味方したのはわずか狩猟騎兵*1のみで、兵糧にも欠くありさまだった。すぐさま鎮圧する。

1186年冬、8.バイカル湖東岸のメルキト族が同盟要請の使者をおくってきた。
9.セレンゲ川流域から東方には8国メルキト族、6国ジャダラン族、7国ケレイト族と三つの部族が敵対しており、いずれかと同盟してから東進を開始しようと考えていたので、このメルキト族の同盟提案を了承する。

 

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1187年夏、蒙古騎兵*3及び狩猟騎兵*5を揃えた陣容で、いざ東征を開始する。
まず6.ゴルゴナク河原を攻撃すると、現地部族はあっさりと撤退した。勝利。
つぎに7.トーラ川流域のケレイト族を攻撃する。ここの城はかなり攻め難い形状をしていたがなんとか制圧。
ケレイト族の血縁将軍ネケス・ベキはこの戦争でおれたちの捕虜となり、処刑されている。
ここで4.内モンゴル高原のオングット族と同盟を締結し、軍をかえす際の後顧の憂いを断っておく。
おれたちは1188年のうちに3.興安嶺西麓のトオリル・ハーンを討つべく軍をすすめたが、別動隊が森林地帯に潜んだ伏兵によって打ち破られたため、その伏兵は排除したものの、現地で停戦協定を締結して一旦軍を退いた。

 

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1189年秋の情勢。赤い数字は同盟期限をあらわしている。
おれたちは軍を立て直し、馬を休養させてから、1190年春に3.興安嶺西麓のトオリル・ハーンを滅ぼした。
1190年夏には2.ケルレン川流域のジャムカを攻撃し、降伏させて配下にくわえる。
ここで1.オノン川流域のモンゴル族のテムジンを討ちたかったのだが、彼らは10部隊を擁しているうえ、テムジンが戦力A指揮Aだったため、大事をとって迂回戦術にでた。

なお、2.ケルレン川流域で10歳の少年シギ・クトクを在野として見つけている。

*シギ・クトクはヒストリカル将軍でタタル部のひと。能力値はBDBC。
史実でテムジンの幕下で宿老となり、司法を担当したとされる。「四人の拾い子」の一人。

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1192年冬の情勢。メルキト族とオングット族との同盟は満期を迎えた。
3.興安嶺西麓の領主に抜擢したシギ・クトクは反乱して独立し、おれは陣幕を一時2国から6国にさげている。

さてここは悩みどころだ。北の三部族を先に討つか、南の二部族を先に討つか。

おれは8.バイカル湖東岸のメルキト族から先に討つことにした。メルキト族は難なくくだし、8国で在野のクチュを発見。このとき12歳。

*クチュ。ヒストリカル将軍。能力値はDCCB。若さが取り柄。
シギ・クトクと同じく「四人の拾い子」の一人。

北征のあいだ、シギ・クトクが悪さをしないように3.興安嶺西麓の反乱軍と三年間の同盟を締結しておく。
1193年秋に5.ヤブロノイ山麓に攻め入り、これを占領。在野のジェベを見つける。
1194年夏に1.オノン川流域のテムジンを攻撃してこれを捕虜にし、登用する。

*ジェベ。ヒストリカル将軍。能力値はDABBといくさの天才。「四狗」の一人。
ロシア遠征でスブタイとともに活躍した。

 

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1194年秋の情勢。テムジンらモンゴル高原東北に割拠した三部族は平定された。
おれは軍を南下させ、4.内蒙古高原、および3.興安嶺西麓を制圧。
これでモンゴル高原はおれたちナイマン族によって統一された。

 

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世界編に移行するにあたって政治顧問と八人の将軍を選択しなければならない。
政治Aの将軍を見つけることができなかったので、政治Bの、初期配置でいるヒストリカル将軍ゴリ・スベチを政治顧問に任命する。
八人の将軍はまず貴重な血縁将軍から選ぶ。息子のクチュルク、および弟のブイルクで二枠。
つぎにCAAAのモンゴル族長テムジン、BBBBのジャダラン族長ジャムカでもう二枠。残り四枠。
シギ・クトク、イナルチ、クチュの若武者三人と、戦力B指揮Bの老将ケクセウサプラクで八人の将軍を任命し終わった。
彼らはナイマン帝国の「四駿四狗」としてのちに有名になる。

「1197年までに、ダヤン・ハーンは諸制度を整えモンゴル高原統一国家として完成。
 新たな野望を実現するため広大な世界へ乗り出した。」

 

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世界編のはじまりである。